投稿者: wp_butsukusado
間奏:ぶつくさ堂一周年
’23年の3月から始めたこのブログ。早いもので一周年である。投稿した雑文は30を数えた。 自分の愛したマンガや映画やテレビや子供の頃のことを引き金に、おしなべて言うなら、あまり裕福でなかった頃の日本からトボトボと歩いてき...
虫プロダクション、TVアニメ始める
今日という日、明日からは歴史的な日として記録されることを十二分に認識していた小学5年生の少年、つまり61年前の私は、誰に伝えるというものではないけれど、そのことを迎えるにあたり、自分なりのきちっとした迎え方をしよう、大袈...
マンガが好きなの、SFが好きなの? 手塚作品から始まったマンガ漂流
私のマンガ道楽は、1960年から始まった。『僕が「少年サンデー」の購読を始めた時30円やった。小学三年の時や』が私のお定まりの台詞。であるけれど当のサンデー、その年の4月から40円になってたようだから、その直前、2月か3...
デザイン屋泣かせ、それとも救世主? それなりデザインの時代−到来
私の生業は、図案屋。カタカナ書きでいえば、グラフィックデザインとなる。グラフィックデザイン、抽象的な概念の可視化・視覚化から、綺麗なお姉さんのより魅力的な見せ方、画期的新商品の周知や販促に効果的なツールの工夫まで、その守...
昭和34年_サンデー&マガジン誕生す
戦後復興~経済成長に爆進する’60年代が始まろうとする頃、’50年代半ばから続く週刊誌ブームに乗っかった、子供向け週刊誌の発行が複数の出版社で構想されていた。そんなおり出版業界に攻め時の状況が現れる。59~62年、国内製...
スピード感を持って、……?
__スピード感を持って事にあたる 第99代総理大臣がよく使って広め、当代の総理を始め、今や政官界で当たり前のように使われているこの言葉、おいらには一向に、「意味がわからん!」なのだ。 「○○感」というのは、名詞の後につけ...
残照 貸本漫画時代・あれこれ
太平洋戦争の敗戦から5~6年経過した1950年頃、物資不足・お金不足から少しづつだけど抜けだしかけた日本の、国民の活字文化渇望の事情に合わせるように現れた「貸本屋」さん。当初は一般書籍の古本、文芸書や主婦向け雑誌が中心だ...