赤胴鈴之助とアベノの映画館
私の小学校低学年時代の宝物に、数枚の映画のスチル写真があった。当時の大ヒット映画、『赤胴鈴之助』シリーズのものである。1957年から1958年にかけて製作された、大映の梅若正二主演シリーズ7作品の内のいずれかのもの。小学...
私の小学校低学年時代の宝物に、数枚の映画のスチル写真があった。当時の大ヒット映画、『赤胴鈴之助』シリーズのものである。1957年から1958年にかけて製作された、大映の梅若正二主演シリーズ7作品の内のいずれかのもの。小学...
この雑文の通しタイトルは「思い出映画館」。わざわざ“館”をつけたのは、子供の頃に観た思い出の作品を語るより、映画を見るための入れ物、どんな劇場こやがあったのかを書きとめておきたかったから。回数は少なくとも、毎回毎回、結構...
ふるさとの映画館。残るもう一つ、ヤマトカンのお話。こちらでの鑑賞の記憶、いやいや、体験は、やっぱり、ゴジラ。なんちゅうても東宝の特撮映画がいちばん! ゴジラシリーズ第三作『キングコング対ゴジラ』、『モスラ』(※1)、そし...
ふるさとの2館の映画館、そんなに足繁く通える家の子ではなかったが、年に数回は連れて行ってもらっていたように思う。「ラッキィ」での記憶は時代劇が中心で、それも東映作品。錦之助と橋蔵という二大看板スター、加えて二人の御大、市...
1976年、25歳で転居するまで、私は出生地である柏原市ですごし、暮らした。現代史の区分でいうところの、高度経済成長期(1955年~1973年)にどっぷりと浸かりながらも、好景気の恩恵に浴することの少ない、大阪のベッドタ...