月刊少年漫画誌の記憶_3
「少年画報」は、 1950年(昭和25年)より少年画報社が発行、昭和30年代には「少年」と激しく少年誌の覇を争った名門誌である。 筆者が眼にし、記憶に留めている同誌の代表的連載陣には、福井英一・武内つなよし『赤胴鈴之助』...
「少年画報」は、 1950年(昭和25年)より少年画報社が発行、昭和30年代には「少年」と激しく少年誌の覇を争った名門誌である。 筆者が眼にし、記憶に留めている同誌の代表的連載陣には、福井英一・武内つなよし『赤胴鈴之助』...
「少年ブック」は、集英社発行の少年向け月刊誌で、同社が49年以来発行していた「おもしろブック」を改題し、新創刊として1959年に誕生した。還暦以上の人にしかわからない古い例えで恐縮だが、昭和の老舗芸能誌「平凡」とそれに対...
小生がマンガを本格的に読み始めたのは、1960年、9歳・小三の頃と記憶している。前年3月に創刊された児童向け週刊誌の激震は、私の行きつけの書店にはそれほど現れておらず、少年向け・少女向け月刊誌が平積みで店頭を飾っていた。...
その人は、1969年の夏、僕の前に現われた。 当時、虫プロ商事が発行していた雑誌「COM」9月号(発売日は多分8月20日)に「シリーズ・霧の中『おさらばしろ!』」が掲載された。作者の名は、坂口尚とあった。遅れること数日、...